FXの自動売買で勝てないって本当？実際に検証してみた

近年、自動売買（システム取引）を導入する取引業者が増えてきました。

初心者でも、自己裁量での取引を勉強することなく、システムを動かすだけで自動売買してくれますから何も考える必要がありません。

そうは言っても、FXの自動売買は勝てないって聞くし実際のところはどうなのでしょうか？

今回は自動売買について検証していこうと思います。

自動売買を導入している主な取引業者とシステムの仕組み

代表的な取引業者は

この2社はインターネット検索でもバナー広告をよく目にすると思います。

仕組みはどちらも同じような形態で、数百にのぼるシステム一覧の中からどのシステムを稼働させるか選択し、稼働ボタンを押すだけで次の起動時から稼働開始します。

システム自動売買の場合、機能は人の操作と同じです。

この作業を延々と繰り返していきます。

自動売買ですから時間なんて関係ありません。システム稼働が可能な時間には、この作業を何度も繰り返します。

システムは人と違って忍耐強いところがあります。一度ポジションを持つと条件に合致するまで永遠と待っています。長い時には1ヶ月でもそのポジションを抱えることもあります。

このような事態が人の判断であれば、待ちきれずに決済してしまうでしょう。

これがシステム取引の最大の利点です。特に初心者の人やサラリーマンなど仕事が忙しいけどFXをやりたいという人には最適です。

しかし、システム取引だからといって勝ち続けるわけではありません。勝率は各システムで違いますが、4割程度のシステムも多数あります。

では、どうやって利益が出せるのかという疑問が残ります。

それは、勝つときにとことん利益を伸ばして損失分を埋めているのです。

人の判断であれば、利益が出ていると早く決済したいと僅かな上下で決済してしまうことが多いのですが、システムは条件が整うまで決済を待っています。

システムトレードでは全てをシステムに任せるのではなく、人の判断を入れることができます。

などです。全てをシステムまかせにしていませんから、セミ自動売買とでもいうべきでしょうか。

システム選択する際に必要なことは、どのシステムがどれだけ利益を出しているのかを確認します。

1ヶ月間、3ケ月間、6ヶ月間、12ヶ月間で利益の出し方も違ってきます。均等に毎月利益が積み上がっていくようなシステムは最良ですがなかなか存在しません。

チャートの上下の値動きにより、上げに強いシステムや下げに強いシステムやレンジ相場（あまり動かない時期）に強いシステムなどの特徴を持っています。

今まで不調だったシステムが突然膨大な利益を出したり、快調だったシステムが突然不調に陥ったりします。

システム選びのポイントは

システムトレードでは、このように数あるシステムから選んで稼働しますから、どのシステムを選ぶかで利益を出せるかどうかに違いがあります。

選び方によっては過去1ヶ月の上位2つのシステムを動かしたり、3ケ月間の上位システムだったりとやはり最後は人の判断が必要になります。

システムトレードといえども、完璧に勝ち続けることはできないのです。

よくありがちなのが、いくつかのシステムを選択して稼働させます。すると一度や二度の取引で損失を出してしまい、恐怖心にかられてこのシステムはダメだから停止しようと個別に停止させます。しばらくしてそのシステムを見てみると大幅に利益を出している。こんなことも度々あることです。

システムトレードで大切なことはじっくりと見守ることです。ある一定の損失を積み上げるまでは、勝ったり負けたりを繰り返しながら売買しますので、直ぐに利益が出ないからといって稼働停止してしまっては、利益の上積みはできません。

また、システム入れ替えも重要なことです。不調になったシステムをいつまでも稼働させてもなかなか利益に結び付きません。FXは平日のみ稼働しますから、土日の時間で稼働システムを、そのまま稼働させるか停止させるか判断し、他のシステムと入れ替えることを検討する必要があります。

最後に、インヴァスト証券ではシストレ24というサービスの中で、フルオートという自動売買があります。システムが指定された条件でシステム（稼働プログラム）を選び自動的に稼働させます。また、週に一度の条件があれば、そのタイミングでシステムを入れ替えてくれるのです。

システム選びの必要もありませんから完全フルオートでの自動売買になるので、気になる方は見てみてください。