FX投資をはじめるには沢山の障壁があります。
まず、FXの仕組みを十分に理解し、損失を最小限にとどめる必要があります。それまでには幾多の勉強が必要です。
今回は、FXで失敗しないための方法を検証してみましょう。
トレード日記を付けよう!
FXではいろいろな判断が必要です。
- 売買を開始するタイミング
- 決済するタイミング
どんなに慣れたトレーダーでも迷うところです。この判断で損益は大きく変化します。
失敗続きにならないための方法でもっとも効果的と思われるものは、トレード日記を付けることです。
ノートやパソコンに日記帳を作成して、どのような理由でどのような判断から売買したのか、大きな損失を出した時に、なぜそのような結果になったのかを記入していきます。
また失敗した時や時間が許す時にその日記帳を見返すのです。同じ過ちを繰り返さないための手段です。
プロのトレーダーは、担当部署に配属されても先輩トレーダーから教えてもらうことは少ないようで、目で見て覚えるそうです。
そして、プロの場合は取引額が高額になりますから、会社に多額の損失を与えるわけにはいきません。なので、みなさん必死だから勝てるようになる。
そのプロのトレーダーでさえ、トレード日記を書いています。ほぼ100%に近い方々が書いているそうです。そして、日記は個人の貴重な財産となります。
似たような相場に出くわした時、どのような結果になったかを振り返るだけで、もしその時失敗したことが起きていたなら、その失敗を回避でき、逆にその経験から利益を積み上げることもできるでしょう。
このようなことから、初心者は当然ですが日記を作成することが必然であることを理解して日記帳へ毎日記入しましょう。
最初は簡単なことや疑問でもいいのです。後でその理由は明確になるでしょうし、その疑問をネットなどで調べることは、とても勉強になります。失敗を繰り返さないために頑張りましょう。
自分に合ったトレードスタイルを見つけよう
FXの取引は簡単にできてしまいます。
チャートの5分足・30分足・1時間足・日足などの状況や方向性を調べなくても簡単に取引可能です。
自分の勘だけをたよりに取引しようと思えば、簡単に注文し約定してしまいます。
それで、損失を出しても、ダメだったとあきらめる。回数をこなせばいいというものではありません。
まず、考える必要があるのは時間です。
チャートには秒・1分・5分・30分・1時間・4時間・日・週・月まであります。設定によっては10分にしたり3日にしたりと、いろいろな時間の設定でチャートを表示することも可能です。
自分に合った時間はどのチャートなのかをじっくりと見定めて、どのチャートで取引をするほうが勝てるのかを検証してみてください。
慌てん坊さんでじっくり待てない人は、スキャルピングトレードといって1分足や5分足のみでポジションの保有も、数秒から数分で取引を終える方法もあります。ほとんどの場合、翌日までポジションを持ち越すことはありません。
これに対してスイングトレードといって、時間足や日足を中心に判断してトレードを行い、長ければ一週間などポジションを保有するトレードのやり方もあります。
自分の性格をあてはめて、どのようなトレードが向いているかを検証してみてください。
慌てる性格の人が一週間待てるとはとうてい思えませんから、早く結果を出したいならスキャルピングトレードを選択されたほうがいいですし、気長にのんびりしている方ならスイングトレードが向いているかもしれません。
自分のトレードスタイルのマッチングは、勝つための早道です。
十分に調べて、確実にいけると思うまで取引しない
取引を行う前に重要なことは、自分が納得するまで十分に調べる時間を作ることです。
半端な気持ちでトレードしてしまうと、損失を出した時に後悔の念が大きく膨らんでしまいます。
しかし、十分に調べたうえで納得してトレードし、損切になった場合は仕方のないことで間違いではありません。勝ち続けることはできないのですから。
また、初心者や負けトレーダーには“ポジポジ病”と呼ばれている取引での病気があります。
それは、相場がどのような状況であっても、ポジションを持っていないと安心できない。という病気とたとえられています。
相場はずーっと動いていますから、参加しないで見ているだけができない人です。
しかし、どのような状況でも勝てるほど相場は甘くはありません。特にレンジ相場と言われる上げるでもなく下げるでもない現状維持で細かく上下する際に、勝ちにいくのはとても難しいことです。
その荒波にわざわざ飛び込む必要はありません。
相場にトレンド(方向性)が出てきて、一方向へ動き出すまで待つのも取引のひとつだと心得ましょう。そうすれば、大きな失敗に出会うことは少なくなりますから、リスクを排除するうえでは大切なことです。
時間があればFXの教本や日記帳でも読み返してください。勝つために!
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