スワップ取引とは?仕組みをわかりやすく解説!

スワップ取引といっても幅が広く、いろいろな取引があります。

FXに関連する取引として、外為オプションと呼ばれるものがあります。

近未来のある時点で、為替の価格がどのように変動するかを予測してその時点の手数料を払って権利を購入し、予測が的中したら一定に決められた金額を受け取れることです。

今回は外為オプションを解説しましょう。

外為オプションのバイナリーオプションとは!

難しく考える必要はありません。

区切られた時間の開始から取引が始まり、終了寸前まで取引が可能でその後の時間終了時点で基準となる価格を上回るか下回るかを当てれば、手数料より多くのお金がもらえるというものです。

例:米ドル/円 開始100円 基準となる予定価格100円 期間:4時間

  • 4時間後に上回ると思えば、買い
  • 4時間後に下回ると思えば、売り

これが時間終了の基準値時点で、正解していればペイアウトと呼ばれる金額を受け取ることができるのです。

その上下を判断する未来の予定価格を、権利行使価格と呼びます。例でいう4時間後の100円です。

この権利行使価格を上回るか下回るかはこちらの判断ですから、どちらも権利を買うことができます。

  • 権利行使価格より上回る場合の権利を、コールと呼びます
  • 権利行使価格より下回る場合の権利を、プットと呼びます

購入者は、プレミアムと呼ばれる複雑に計算された手数料を支払って、コールかプットの権利を手に入れます。

なぜ複雑に計算されるかというと、一定の時間で区切られますが、開始時点ではどちらに動くかというのが分かりづらいので、権利のプレミアムは安く設定されます。

権利行使価格が決定するほんの少し前まで取引が可能ですので、その時点ではプレミアムはペイアウト価格ぎりぎりまで近づき、終了間際はほぼ同一価格になります。

ですから、ぎりぎりの時間になるとコールかプットかが、ある程度決まってきますので利益はほとんど出ない状況です。

プレミアムは、その時間の価格が表示され変動していきますから、価格と枚数で表示され、多く権利を得たければ2枚・3枚と増やしていきます。

では、予測が外れた場合ですが、購入したプレミアムの価格と枚数分だけ購入時点で預託金から差し引かれますので、結果が当たらなければそのままの状況です。

例題で確認してみましょう!

例えば、ペイアウト価格が1,000円(予測が当たった時に受け取る1枚当たりの金額)だとした場合。

ペイアウト価格が1,000円
  • 時間の開始付近のプレミアム200円で1枚コール
  • 途中のプレミアム450円で1枚コール

したとすれば、2枚を別のプレミアム金額でコールしたことになりますから、予測が当たっていれば、ペイアウトの2枚分の2,000円を受け取ることができます。

このような状態であれば、価格は開始時点より上昇したことになり、終了時点でも権利行使価格より上昇したことになります。

ペイアウトの2枚分で2,000円-1回目の200円-2回目の450円=1,350円が利益になります。

ペイアウトは一定に設定されていますから、どの時点でコールをかけるかで、利益は変わってきます。

終了が近くなる例ではプレミアム800円で2枚買っていて予測が当たっていれば

2,000円-800円-800円=400円の利益です。

終了近くになると、予測が当たりやすくなりますので、プレミアム価格は上昇し利益はとても少なくなります。

また、期間終了前にプレミアムを決済することが可能で、利益が出ていればその時点の利益でペイアウト価格より安い金額での決済となります。

通貨の価格はBID(売値)とASK(買値)の区別がなく、一つだけの表示になりますから、中間値を用いられることが多いようです。

約定に関しては急激な変動時にスリッページと呼ばれる発注時点と約定時点の差が発生する可能性があり、この差分を緩和する設定があります。

まとめ

FXでも未来を予測して発注をかけますが、オプション取引はまったく違った取引になります。

外為オプションは上か下かで簡単そうに見えますが、とても危険性があります。

その要因は、取引時間内であれば枚数を増やすことが簡単ですので、ついつい欲が出て枚数を増やして、最後に逆に動いて一度に損失を大きくしてしまうことが多いのです。

また、一回の取引での収益が少ないので、損失の穴埋めが難しく、勝率を上げないと利益がでませんから熟練者向けの取引です。

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